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福祉用具専門相談員 介護・福祉

理学療法士から福祉用具専門相談員へ、給料は下がる?きつい?転職前に調べておきたいリアル

※本記事は広告(PR)を含みます。

結論

福祉用具専門相談員の年収は理学療法士よりやや低めのレンジになりやすく、車での移動・用具の運搬・営業的な業務が「きつい」と言われる主な理由です。研修免除で転身しやすい分、事前の情報収集がより重要になります。

「福祉用具専門相談員 きつい」という検索が一定数存在することは、実際に調べてみてわかりました。理学療法士からの転職先として名前が挙がることの多い職種ですが、実際のところ、年収や働き方はどう変わるのでしょうか。そして、なぜ「きつい」と言われることがあるのでしょうか。

この記事では、公的な統計データと、実際に福祉用具専門相談員として働く知人への取材をもとに、転職前に知っておきたいリアルな情報を整理します。

なお、実務内容に関する記述は、筆者自身の実体験ではなく、調査および取材に基づくものであることをお断りしておきます。基本的な資格制度や理学療法士の知識がどう活きるかについては理学療法士から福祉用具専門相談員への転職で詳しく解説しています。

福祉用具専門相談員とはどんな仕事か

福祉用具専門相談員は、介護保険制度における福祉用具の貸与・販売にあたり、利用者さんの身体状況や生活環境に合わせた用具の選定、使用方法の指導、モニタリングなどを行う専門職です。指定された研修を修了することで資格を取得できるほか、理学療法士などの国家資格保有者は、研修が免除される制度になっています。

理学療法士としての臨床経験、特に福祉用具の選定や住宅環境の評価に関わってこられた方にとっては、業務内容に馴染みやすい部分が多い職種と言えます。

年収の傾向:臨床現場と比べてどうなのか

福祉用具専門相談員の給与水準について公的統計を確認すると、介護・福祉業界全体の給与水準に近い傾向にあり、理学療法士の平均給与と比べるとやや低めのレンジになることが多いようです。ただし、これも所属先の企業規模や、営業成果に応じたインセンティブ制度の有無によって差が大きくなります。

福祉用具専門相談員として働く知人に話を聞いたところ、所属先は福祉用具貸与専門の企業のほか、介護用品店、訪問看護ステーションに併設された事業所などさまざまで、給与体系も基本給+インセンティブ型の会社と、固定給型の会社に分かれるそうです。特に、営業要素の強い企業ではインセンティブの比重が大きく、成果によって年収に幅が出やすいとのことでした。

つまり「福祉用具専門相談員の平均年収」という数字だけを見て判断すると、実態とずれる可能性があります。同じ職種名でも、固定給中心の事業所と成果連動型の企業では、年収の考え方そのものが違ってくるためです。

「きつい」と言われる理由:実務のリアル

「福祉用具専門相談員 きつい」という検索が生まれる背景には、いくつかの実務上の要因があるようです。知人への取材から見えてきたポイントを整理します。

一つは、車での移動と用具の運搬が体力的に負担になる点です。福祉用具専門相談員は、利用者さんのご自宅を訪問して用具の採寸や設置、点検を行うことが多く、車の運転や、時にはベッドや車椅子などの重い用具を運搬・設置する作業が発生します。理学療法士としての臨床経験で体を動かすことに慣れている方でも、営業活動としての移動量や、用具の積み下ろしといった作業は、想像以上に体力を使うという話がありました。

もう一つは、営業的な側面への戸惑いです。福祉用具専門相談員は、単に用具を選定するだけでなく、ケアマネジャーや医療機関との関係構築、契約に関わる説明や調整といった、営業職に近い業務も担います。臨床の専門職として働いてこられた方にとって、「売る」という要素への抵抗感を持たれる方もいるそうです。

さらに、オンコール対応や緊急時の訪問が発生する企業もあります。利用者さんの用具にトラブルが起きた際、休日や夜間に対応が必要になるケースがあり、この点が負担になっているという話も聞かれました。

新たな発見:研修免除という制度上のメリットは大きい

福祉用具専門相談員の資格取得にあたり、理学療法士などの国家資格保有者は、通常必要とされる指定研修が免除される仕組みになっています。これは、他業種からの転職者と比べて資格取得のハードルが大幅に低いことを意味し、比較的スムーズに転職を実現しやすい職種だと言えます。

臨床現場で培った身体機能評価の知識がそのまま活かせる点、資格取得のハードルが低い点を踏まえると、「未経験からの異業種転職」の中では、比較的取り組みやすい選択肢の一つと位置づけられます。

一方で、この「入りやすさ」は諸刃の剣でもあります。資格面のハードルが低いぶん、実際の業務内容や労働環境を十分に調べないまま転職してしまい、入社後に「思っていたのと違う」と感じるケースにつながりやすいとも言えます。入りやすいからこそ、事前の情報収集を丁寧に行う必要があります。

解決策:転職前に確認しておきたいポイント

福祉用具専門相談員への転職を検討される場合、次の点を事前に確認しておくことをおすすめします。

給与体系の内訳。 固定給とインセンティブの比率、インセンティブの発生条件を具体的に確認しましょう。求人票の年収例が、インセンティブを含んだ想定なのか、固定給のみなのかによって、実際の手取りイメージは大きく変わります。

移動手段と業務量。 自家用車を使用するのか社用車か、1日あたりの訪問件数の目安、オンコール対応の有無を確認します。体力面での負荷を事前にイメージしておくことが重要です。

営業要素の比重。 契約や販売にどの程度関わる業務なのか、面接で具体的に質問しておくと、入社後のギャップを防ぎやすくなります。

用具の運搬体制。 用具の設置や回収を担当者一人で行うのか、専門の配送スタッフがいるのか。この違いによって、体力的な負担は大きく変わります。

次のアクション

福祉用具専門相談員は、理学療法士としての臨床知識を活かしながら、資格取得のハードルも低い転職先の一つです。一方で、移動や運搬による体力面の負担、営業的な業務への適性は、事前にイメージをすり合わせておく必要があります。

求人票の給与例や業務内容だけで判断せず、可能であれば実際に働いている方の話を聞く機会を作り、ご自身に合っているかどうかを見極めてから転職活動を進めることをおすすめします。介護・福祉分野に特化した転職支援サービスを利用すれば、事業所ごとの実際の業務内容や労働環境について、求人票には書かれていない情報を得られることもあります。

資格制度の詳細やPTの知識がどう活きるかについては理学療法士から福祉用具専門相談員への転職を、医療知識を活かせる他の選択肢と合わせて比較したい方は医療系専門職の記事まとめもあわせてご覧ください。

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